音痴を克服し直す方法!自宅で矯正しよう!

声のメカニズム

 

 

声は喉頭の中にある声帯が呼気によって振動することで音を発します。そして、声帯が伸ばされて長く薄くなると高音になり、逆に縮められ厚ぼったくなると低音が出るようになります。

 

 

会話をする時にはあまり必要ありませんが、歌を歌う時には音程を作り出す上で、この声帯の伸縮運動はとても重要な役割を担っているのです。喉頭は、主に甲状軟骨と輪状軟骨という二つの軟骨で形成されています。その前面にある輪状甲状筋という筋肉の収縮運動によって、この二つの軟骨が引き寄せられ傾きます。喉頭の中にある声帯はこの二つの軟骨にまたがっているので、傾き具合に応じて伸ばされたり縮んだりします。傾きが多ければ声帯は長く伸ばされ高音が出ます。傾きが少なければ声帯はゆるみ低い音が出ます。

 

 

喉の音程を作り出す機能が上手く働いていないと、音域が極端に狭くなります。音域の狭さは歌の上手さにも影響してくるものです。声帯は伸縮運動によって音程を作り出していますが、会話時にはこの運動よりも声帯が開いたり閉じたりする運動が優先されます。

 

 

声帯が強く閉じ気味になっていると声帯は伸ばしづらくなります。つまり、会話時の声帯調節機能が、歌を歌う時の声帯を伸縮させるという運動機能の邪魔しているわけなのです。したがって、歌を歌う時の声は、会話をする時の声とは別の物であるということを認識しておくことが大切です。